これ以上ないないない,凄い凄い凄い,最高最高最高…。ホントに? プレステ2は,あなたが買わずにはいられない魅力を,ホントに持ってる? IEEE1394? USB? そんなのすぐには使わないし,使う機会なんてなさそうでしょ。DVD? 安いDVDプレイヤーは市場に出回ってるよ。魅力的なゲーム? それってドリキャスより格段に上ってわけじゃないよね。ひいき目なしに見てみようよ。
ソニーは,プレイステーション2を来年3月4日に発売し,1週間で100万台を販売する予定。ちなみに,セガのドリームキャストは発売1週間で,15万台の売り上げだった。そして,ソニーの会計年度の締めにあたる3月31日までに200万台を販売すると予定している。
プレステ2の詳細については,各所で情報が出回っているので省かせてもらうが,その情報を聞いていて,不安な気持ちに襲われてはいないだろうか。『これはもうゲーム機ではない,ゲーム機と家電との融合…』。むむっ? なんか過去にそんなうたい文句を聞いた憶えがあるような…。『技術的に他を圧倒,まさに次世代を象徴する性能…』。むむっ? そんな誉め称えを与えられた機器があったような気が…。『ゲーム機として各家庭に普及し,それを情報端末として活用を…』。むむっ? そんな夢を語っといていまだに何にも繋がることなく押し入れにある箱があったような…。どうも,不用意に騒がれすぎているような…。
1週間で100万台とは,どうも無謀な数字として感じられる。4万円と云う価格は,ゲーム機の価格ではない。家電製品としたら,発売1週間に100万台売れる機器があるのだろうか。DVDとして買う人がいるって? プレステ2の発表を受け,DVDプレイヤーは明日からにも大幅に価格が下がるだろう。ゲームもできて4万円!と今は思っても,半年後にはゲームはしないからもっと安いDVDプレイヤーを買おう!となっているかも。そのときプレステ2が,単純な消費者に売れる理由は,残っているのだろうか? 今の大政翼賛的称賛賛美の声は,ちょっとうがってみてもいいかもしれない。
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